大事な資産を減らさないように注意!
不動産投資を行うことにより、定期的に安定した収入の確保が期待できます。
投資商品として大きなリスクを伴うことが少ないと言われていますが、中には失敗して大きな損失を被る方も少なくありません。
ここでは不動産投資のよくある失敗例をご紹介します。
新築か中古で迷って失敗した事例
不動産投資を行う際に新築物件と中古物件のどちらにするべきかで迷う方も多いです。
一般的には新築物件なら幅広いニーズに応えることができ、すぐに入居者が見つかると言われています。
特に問題なく運用できるだろうと考えて新築物件にしたところ、次の契約更新時には退去されてしまい、次の入居者がなかなか見つからないという事例があります。
ただ空き室にしておくのはもったいないので、苦肉の策として家賃を値下げしなければいけない状態になって、結局は十分な収入を確保できなくなったとされています。
築年数が新しくても、一般的に契約更新を行う2年後には既に中古物件になってしまいます。
中古物件の家賃相場を考えてみると、なかなか採算を合わせるのが難しい状況になります。
それなら最初から中古物件を購入していた方が良かったと考えることもできます。
自己資金ゼロで投資をしようとした事例
不動産投資に興味を持っていたものの、自己資金がなかったため不動産投資は無理だろうと考えていました方が、自己資金ゼロ円でも投資できるという話を聞き飛びついたそうです。
物件も良かったため、早速契約するために住宅ローンの申し込みをして契約することになったそうですが、仲介手数料などを含めた諸経費についてはローンを利用できないと知って慌ててお金をかき集めたそうです。
自己資金がなくても住宅ローンの借り入れはできても、諸経費については全く頭になかったので苦労したという事例があります。
しっかり内容を確認しておけば慌てる必要はなかったので、不動産投資の話が持ち上がった時にはじっくりと時間をかけて検討することが大切です。
重要事項を確認していなかった事例
不動産の売買契約を交わす際には重要事項の説明が行われます。
高額な不動産取引で後にトラブルが起こらないように、正式に契約を交わす際に必ず確認されるものです。
この段階でしっかり確認しておけばよかったのに、あまり中身を精査していなかったため問題が起こる場合があります。
不動産を購入後、半年で修繕積立金が値上がりすることが管理会社から通知され、慌てて仲介業者に確認をしたそうです。
すると重要事項について記載している文書にしっかり明記されていると教えてもらい、よく確認してみたところ確かに記載されていたとのことでした。
大事な書類だからこそ、自分の目で内容を確認するのが大切なのだと覚えておきましょう。