投資のために利用する融資
不動産投資に挑戦してみたいけど、自己資金が足りないから…と諦めてしまうのは勿体無いです。
理想としては全額自己資金で投資をしたいところですが、不動産投資用に物件を購入する際にも金融機関から融資を受けることも可能なので諦めないでください。
個人的に住宅購入の際に融資を受ける住宅ローンとは異なる特徴があります。
不動産投資ローンの特徴
不動産投資ローンと住宅ローンはどちらも住宅などの物件を購入するために利用できるローン商品ですが、利用する際には異なる特徴を考えておくことが大切です。
そもそもこれらのローンを利用する経緯は、投資をするための物件を購入するために利用するのと、自分が住むための家を購入するために利用するという違いがあります。
不動産物件を購入するという目的は共通していても、利用目的が異なるため審査基準が変わってきます。
審査基準は各金融機関によって内容が異なっており、一般には細かく公開されているものではありませんが、住宅ローンよりも不動産投資ローンの方が厳しいと言われています。
審査基準の目安としては、年収500~700万円以上で勤続年数が30年以上は最低限必要になります。
ある程度は社会的に地位のある人でなければ融資の対象にならないことがわかります
勤続年数から、最低でも50~60代以上の方を対象にしたローン商品になることがわかります。
融資上限についても購入価格の70~90%以内と設定しているため、自己資金がゼロでは融資が難しいことがわかります。
審査に通りやすくする条件としては、自己資金をできるだけ多く準備すること、勤務先の条件が良くて年収が高いこと、実質利回りが大きい物件の購入を検討していることなどがあげられます。
不動産投資ローンは住宅ローンよりも金利が高いため、住宅ローンと同じ感覚で利用すると思わぬ出費になります。
現在の住宅ローンはかなり金利が低くなっているため、不動産投資ローンと比べるとかなり違いがあるように感じられます。
取り扱っている金融機関も決して多くはないため、住宅ローンほど金利を下げることができないという実情もあるようです。
不動産投資ローンの必要性を考える
不動産投資ローンを利用することでレバレッジを効かせながら利回りを得ることができるというメリットがある一方で、せっかく融資を受けてまで投資した物件が空き室ばかりでなかなか利回りが得られない状況になることも予想されます。
どんなに運用がうまくいかないからといって、ローンの返済を滞らせることはできません。
責任を持って返済しなければいけないため、場合によっては個人的な生活費から捻出しなければならないことも予想されます。
ローンを利用して投資しても、本当に成功できるかをよく考えて検討することが大切です。